小惑星12342番 Kudohmichiko




1993年1月30日夜にしし座の頭に発見された移動天体は
12342番目の小惑星として登録され、Kudohmichikoと 命名されました。





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小惑星kudohmichikoのページは村松 修 解説員のご協力で開設しております

<発見から登録まで>      村松 修

  1988年ころから山梨県北巨摩郡にある八ヶ岳南麓天文台の串田嘉男台長と私が共同で小惑星捜索を始め,1993年1月30日夜は 口径25cm(焦点距離85cm)の反射望遠鏡で しし座付近を撮影する予定になっていました。
  串田さんは撮影を終えると現像して簡単なフィルムチェックをします。ピントのズレなど失敗がないことを確認してから、フィルムは速達で東京に住む私の もとへ送られてきました。
  何コマかのフィルムを調べた後、撮影したフィルムに1等星の明るさの約250万分の1ほどの移動天体が写っていることを倍率20倍の実体顕微鏡の視野の中 に確認することができました。私は移動天体の位置を測定し、パソコンを使ってこの移動天体がすでに登録された小惑星ではないか確認しました。
 すると、いままで登録されていない新小惑星であるとわかりました。ただし、すでに観測されて追跡中の小惑星である可能性が残っています。
 早速、国際天文学連合の小惑星センタ−に観測の報告をしたところ、「1993 BL12」の仮符号(仮の識別番号)が与えられました。 その時点での新発見の小惑星であることが認められたのです。
すぐにこの小惑星の追跡観測を始め、2月13日と14日にはダイニックアストロパ−ク天文台でも観測されて高精度の軌道を計算することができました。 その結果、1988年に東京天文台木曽観測所のシュミットカメラで観測されたまま行方不明だった星とわかりました。
 その後1999年11月に リニア彗星で有名になったリンカ−ン研究所の小惑星捜索望遠鏡でもとらえられ、最終的な軌道が計算されたあとで登録番号12342番の小惑星となり ました。1999年11月23日に公表された小惑星回報(M.P.C)には次の軌道が掲載されています。


<小惑星12342番の軌道要素>・・・・・軌道要素の説明(天文に興味のある人向け)

元期        =1999年8月10日TT
平均近点離角(M)=332.07480(度)
近日点引数 (ω)= 15.60005(度)
昇交点黄経 (Ω)= 74.78442(度)
軌道傾斜角  (i)=  4.10597(度)
日々運動量  (n)=  0.27132120(度)
軌道長半径  (a)=  2.3630898 (天文単位)
離心率     (e)=  0.1571589
公転周期    (P)=  3.63(年)
標準等級    H = 14.7
スロ−プ係数  G =  0.15
大きさ(推定直径)= 約5(km)    :月と同じ反射率とした場合の計算値

<命名>

 登録番号がついた小惑星は正式な太陽系のメンバ−と認定されたことになります。そして国際天文学連合命名委員会により命名 が行われます。この小惑星は過去に観測されていたものの行方不明になったため、登録に最も貢献した観測を行った八ヶ岳南麓天文台が命名提案する第一順位 になりました。

 小惑星12342番の登録が公表された時、五島プラネタリウム星の会の活動を支えていただいている方々の中心的な存在である 工藤美智子を命名させていただこうと思いました。工藤さんならば会員の皆様も命名に納得して賛同していただけるものと考えました。
工藤さんはイン タ−ネットのホ−ムペ−ジでもおわかりのように、多方面で活躍されています。しかし命名文は天文についてのことだけに省略させていただきましたことをご了 承願います。
 2000年1月に命名申請を国際天文学連合小惑星命名委員会に発送し、その承認と公表を待ちました。そして2000年3月24日、 国際天文学連合の小惑星命名委員会が公表した小惑星の命名リストの中に 「小惑星(12342)Kudohmichiko」 の文字が並んでいました。
小惑星センタ−のホ−ムペ−ジにある命名リストをご覧ください。Kの項目に記載されています。

こうしてKudohmichikoの名は小惑星に刻まれたのです。

小惑星の位置を計算してくれる

(財団法人)天文博物館 五島プラネタリウム

(財団法人)天文博物館 五島プラネタリウム関係の小惑星名 斉藤みわさんの資料へリンク 

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