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マコモ軍団「水環境文化賞」 

3980人目のご訪問者です。99'11月テスト運用開始



伊豆沼・内沼のホームページ2001年11月1日開設
 


マコモ軍団「水環境文化賞」を受賞!



白石川へのマコモ出荷作業を終えて集合写真



授賞式にて
99年3月17日マコモ植栽グループ「マコモ軍団」が日本水環境学会より「水環境文化賞」を受賞した。

伊豆沼・内沼におけるマコモ植栽は沼の植生保全の基本にかかわるもっとも重要な事業に位置づけられ、私たち財団が総力挙げて 取り組んできた事業である。

1989年にはじまったマコモの湖内移植は、はじめは面積数 ha に過ぎなかったが1992年には 9ha となり、1993年 には 14ha 、1994年には 19ha そして1996年からは、毎年 30ha を越える面積の植栽が続けられている。

このマコモ植栽事業の順調な進展を担ってきたのが、各地にできた「マコモ軍団」である。若柳町畑岡にはじまったマコモ軍団は、 1994年には迫町新田、築館町横須賀と3つの軍団へと発達し、財団や他の軍団と連繋をはかりながら春から夏までの田植期 を除く4ヶ月間に及ぶ長丁場、マコモ植栽に取り組んでいる。その「伊豆沼・内沼の水辺環境を形成するマコモ群落復元のための植栽作 業活動」が水環境文化賞の対象として認められたのである。

受賞の理由は、「マコモは、伊豆沼・内沼の水環境を形成する代表的な植物であると同時に、水質浄化や採餌食物としても欠かせない植物 として知られている。しかし、洪水や過摂食によって著しく減少しており、現在その復元が伊豆沼・内沼の重要課題となっている。



(財)伊豆沼・内沼環境保全財団 と マコモ軍団



(財)伊豆沼・内沼環境保全財団理事長 川合 宏



試験田よりブロック苗
をとるマコモ軍団


白鳥に食べられた浮きマコモの回収
 
マコモ植栽グループ「マコモ軍団」

その復元事業は(財)伊豆沼・内沼環境保全財団が総力を挙げて取り組んでいるところ であるが、その手足となって具体的な作業を推進してきたのがマコモ軍団と呼ばれる地元地域農家の方々である。 マコモは泥地に生育する植物でその植栽作業は困難を極める。しかし、この10年の間に地区毎に次々と誕生した マコモ軍団は農作業で培った知恵をフルに活用し、マコモの根の掘り起こし、運搬、植栽作業を手際よく進め、 大規模な植栽計画の原動力とも推進力ともいえる役割を果たしてきた。

伊豆沼・内沼の水辺環境保全事業を開始した当初は カモ、ガン などの渡り鳥が作物を食い荒らすという理由 で地域農民の賛同がなかなか得られないという時期もあったが、マコモ軍団の地道な活動が同じ地域農民の立場 からかなり強い説得力を持ち、今日も環境保全活動を目的 とする(財)伊豆沼・内沼環境保全財団と地元住民をつなぐ架け橋的役割を担っている。

さらに近年は、都市住民や 小・中学生の植栽作業ボランテイアの指導者として活躍し、環境教育としての保全活動の一翼も担っている ことは特記すべきことである。

以上のように、全く自主的なグループでありながら世界的にも最も重要な湿地のひとつである伊豆沼・内沼の水辺環境保全に尽力する マコモ軍団の活動は、本賞の受賞に正にふさわしいものと考えられ、今後の地域環境保全、環境教育などNG0活動の範たる ものと考える、これらの活動が「水環境文化賞に値するものと判断された。」というものである。 


伊豆沼に飛来する野鳥達にとっては心強く・頼もしい「マコモ軍団」



水環境文化賞 早苗饗(さなぶり)大会で..99年7月7日受賞コンサート


子供達とマコモの湖内移植をする
「マコモ軍団」の人たち

船による湖内移植作業


地下茎をつかった育苗作業

学会初日に松島と伊豆沼のテクニカルツアーに参加された古武家善成氏 (兵庫県立公害研究所)は、その報告の中に「2日後の年会懇親会場において、筆者自身も選考に関わった学会水環境文化賞が、 マコモの植栽に携わるボランテイアグループに授与された。選考途中では、それほど強い印象は受けなかったが、伊豆沼に旅して、 その努力の価値があらためて理解できた次第であった。」と述べられている。

授賞式は仙台のホテルで学会の懇親会に先立って行われた。これには「マコモ軍団」の13名が参加し、財団からも川合理事長 以下5名が加わった。 

鈴木基之日本水環境学会長から表彰状とメダルの授与があり、軍団を代表して佐々木吉治氏が受賞の挨拶をされ、満場の拍手をあびた。  

例年、7月7日は恒例のマコモ植栽完了を祝った早苗饗(さなぶり)大会が行われるが、本年は水環境文化賞という 思いがけない評価をいただいた年でもあるので、仙台より弦楽アンサンブル、ゲッケロズ・ゾリステンを招いてラムサール 記念公演で祝賀の野外演奏会を催し、そのあと多くの関係者が集って盛大に早苗饗(さなぶり)を祝った。

ここには東京からラムサールセンターの中村玲子事務局長、武者孝幸次長、環境戦略研究所のビジュヌ・バンダリ博士も 馳せ参じてくれた。


休憩のひととき


(伊豆沼・内沼たより 1999,9  第14号 より 柴崎 徹記)



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