インタビューコーナー

9月の投影のプログラムを作られた村松修さん(以下:村松解説員) に内容についてうかがいました。


9月のテーマはなんでしょうか。
村松解説員 「遠くの惑星たち」というテーマで木星より遠くにある惑星のお話をします。 明け方の空にはすばるのそばに木星と土星が並んでいます。 すばるのそばに木星と土星が並ぶのは60年ぶりです。 木星と土星を中心に遠くの惑星たちについてのお話をします。

遠くの惑星の特徴はなんですか。
村松解説員
太陽に近い惑星(水星、金星、地球、火星)を地球型惑星といいます。 地球型惑星の特徴は地面に固い地殻を持っていることです。 遠くの惑星(木星、土星、天王星、海王星)を木星型惑星といい、木星型惑星の特徴は外側がガス、内側が液体で出来ていて地球型惑星よりかなり大きいことがあげられます。

観測はどのように行っているのですか。
村松解説員 木星型惑星は地球から遠いので地上からの望遠鏡観測では詳細がわからず探査機で調査・観測をします。 いままでの探査機は惑星とすれ違う際に観測をしていました。 最近ではガリレオ探査機のように木星の衛星軌道に入り周回して観測するようになりました。 ガリレオ探査機は木星の衛星の観測もして、衛星エウロパでは表面の氷の下に液体の水が発見されました。 土星に向けてはカッシーニ探査機が打ち上げられ、もうすぐ土星に到着します。 まだ冥王星には探査機がいったことがありませんが、プルート・カイパー・エクスプレスという冥王星とカイパーベルト天体を探査する探査機の計画があります。

遠くの惑星の世界はどうなっているのですか。
村松解説員
木星型惑星の世界は太陽から遠いので非常に低温です。 太陽からの放射で地球付近は摂氏7度位ですが、木星付近では−140度、天王星、海王星付近では−210度と非常に低温です。 まさに氷の世界です。 この低温であることが巨大な木星型惑星の成因なのです。

投影の見どころはなんですか。
村松解説員 ガリレオが送ってきた木星の大気の様子を動画でご覧に入れます。 木星の自転と大気の流れの様子と大赤斑の動きを見てもらいます。 木星は直径が地球の11倍と大きいのに自転は約10時間ととても速く回っています。 緯度によって回る速さが違っています。 大赤斑の動きは木星の自転と同じ回転の視野で見ると自転や大気の流れとは逆行していることがわかります。

これからの探査の予定はどうなっていますか。
村松解説員 木星では表面下に水のある衛星エウロパに生物がいるかの探査を行う計画があります。 土星にはカッシーニがまもなく着く予定ですので、いろいろな画像やデータを送ってくるのが楽しみです。 いままでよくわかっていない冥王星にも探査機が行き、21世紀には遠くの惑星たちについて探査機から多くの情報がもたらされるので目が離せません。

探査機からの情報楽しみですね。 村松さんありがとうございました。
聞き手:齊藤、文責:小島、野村


お知らせ
五島プラネタリウムは9月より月曜日に加えて火曜日も休館日になります。

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