インタビューコーナー

4月の投影のプログラムを作られた木村薫さん(以下:木村薫解説員) に内容についてうかがいました。


4月の投影の話題はなんでしょうか?
木村薫解説員 『大航海時代と南の星座』という題で南半球で見られる星座のお話をします。

南の星座はどんなものがあるのですか?
木村薫解説員 今回は、天の南極付近の東京から見えない星座を紹介します。 代表的なのは、みなみじゅうじ座やケンタウルス座とかですね。 日本でも東京を離れ、 南の沖縄や小笠原まで行けばもっと多くの南の星座を見ることができます。 日本から全く見えない星座と言うのは実はごく僅かなんです。

「大航海時代」と「南の星座」とはどういう関係があるのでしょうか?
木村薫解説員
中世のヨーロッパではプトレマイオスの48星座は定着してましたが、 ヨーロッパから見ることができなかった天の南極付近は星図では空白になってました。
16世紀から18世紀の大航海時代、南半球を航海しはじめた時に船乗りたちは 今まで見知らなかった南の星空を記録しました。 それをヨーロッパに持ち帰り、 当時の天文学者や星図作成者が描き加えて全天の星図が完成しました。

北天に比べて、南の星座の名前には変わったものが多いですね。
木村薫解説員 北天の星座の多くはギリシャ神話を元に作られています。 これに対して南天の星座は、
  • 南半球を航海していた時に見つけたカメレオンや巨嘴鳥(きょしちょう)などの珍しい動物
  • 当時発明された顕微鏡や航海に使われた六分儀,コンパスなどの理科学機器
を星座名に付けています。

今月のハイライトはなんでしょうか?
木村薫解説員 プラネタリウムに頑張ってもらって北緯35度の東京から、 赤道をはさんだ反対の南緯35度の南アフリカ・ケープタウンに行って 南天の星空を楽しんで頂きます。 また南天に見える主な星雲や星団をスライド等で投影します。 あの有名な南十字星も見て下さいね。

ゴールデンウィークに南半球に旅行に行かれる方にはちょうど良い予習になりますね。
木村薫解説員 そうですね南十字星は春が見ごろですので、この投影が参考になると思います。 今回は堅苦しいお話はあまりしませんので、気楽に南天の空をご覧になって下さい。

東京に居ながら南の星座を楽しめるわけですね!
木村薫解説員 星の会 の4月の例会は、村山館長による南天の星座の講演ですので、 みなさんも星の会に入っていただきこの講演を聞いて下さい。 4月の例会は4月21日金曜日の 19:10からです。

それは聞き逃せませんね。
薫さん、ありがとうございました。

聞き手:守屋、文責:野地、野村


ハイパー豆知識

日本から見えない星座
日本から全く見えない星座 日本から一部しか見えない星座
テーブルさん座
はちぶんぎ座
カメレオン座
ふうちょう座
きょしちょう座
みずへび座
とけい座
レチクル座
かじき座
とびうお座
りゅうこつ座
さいだん座
くじゃく座
インディアン座
みなみのさんかく座
コンパス座

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