インタビューコーナー

11月の投影のプログラムを作られた木村薫さん(以下:木村薫解説員) に内容についてうかがいました。


11月と言えば天文ファン待望のしし座流星群が今年もやってきますね。
木村薫解説員 そうですね。 昨年たいへん話題になったしし座流星群ですが、 今年も多くの流星が見られるのではないかと期待されています。 そこで今月は「しし座大流星群ふたたび」と言うお話をします。

今年もたくさんの流星が見られそうですか?
木村薫解説員 昨年たいへん話題になったしし座流星群ですが、 今年も多くの流星が見られるのではないかと期待されています。 しし座流星群の母彗星のテンペル・タットル彗星が昨年の2月に回帰したので、 数年は流星が多くなると予想されています。 しかし次回以降の母彗星の回帰では、 軌道が変化して地球の軌道から離れてしまうので流星雨の期待ができないのです。

それでは今年のしし座流星群は是非見ないといけないですね。
木村薫解説員
そうですね。 そこで五島プラネタリウムでは、 しし座流星群の極大日である17日を境に内容を変えて投影をします。

11月1日〜17日
今年のしし座流星群の出現予想を中心に流星の観測方法を解説します。

11月18日〜30日
今年のしし座流星群の極大のピークがいつだったか、 去年に比べて多かったか少なかったか、 などの観測結果を解説します。

もちろん、流星についての一般的な解説もします。


では11月は前半と後半で投影を2度見ると 今年のしし座流星群がよくわかるわけですね。
しし座流星群をたくさん見るためには、 何時ごろどの方向を見たらいいか教えていただけますか。
木村薫解説員 真夜中(0時過ぎ)からしばらく星空を眺めていれば流星を見ることができるでしょう。 見る方向は東を中心に見やすい方向でいいです。 寝転がって真上(天頂方向)でも構いません。
しし座は真夜中に東からのぼり南の方に移動します。 流星の数はしし座の輻射点(ふくしゃてん)の周辺が多いのですが、 長くきれいな流星は輻射点から離れた空を飛びます。 ですから街灯などの無い空の暗いよく見える方向を見ていればいいわけです。
しし座流星群は明るいものが多いので、 あまり遠出をしなくても自宅近くでも観測できます。

観測での注意点を教えて下さい。
木村薫解説員 寒い時期なので防寒をしっかりしてください。 キャンプ用の銀マットや寝袋などがあると、 寝転がって快適に観測が出来ます。 街灯などが直接見えない暗いところがいいですが、 車などが通らない安全なところで見て下さい。 真夜中ですので近所の人たちの迷惑にならないようにしましょう。

五島プラネタリウムではしし座流星群関連のイベントは何かありますか。
木村薫解説員 11月13日〜17日には、 コンピューターシミュレーションや週間天気予報もいれた 直前特別投影を行います。

極大日の11月17日〜18日には、 伊豆の今井浜海岸で観望会を行います。 解説員が同行し、星の会のメンバーのほか一般の方も参加できます。 観望会への参加ご希望の方は五島プラネタリウムまでお問い合わせください。


薫さんは極大日の当日はどこで観測されるのですか?
木村薫解説員 17日は夕方にプラネタリウムの仕事が終わったあと、 天気予報で雲のかかり具合を確認してから 東の方へ行くか西の方へ行くか決めます。

天文の関係者の間には 「マスコミが話題にすると流星の飛ぶ数が少なくなる」 というジンクスがあるようですが。
木村薫解説員 今年は去年ほど話題になっていないので流星も多いのではないでしょか (笑)

薫さん、ありがとうございました。

聞き手:野地、文責:小島、野村


ロビーでは過去のしし座流星群の文献や記録などの展示も行なっています。


11月5日(金)には星空の下コンサートもあります。 アンサンブル・ドメスティカの演奏で 天文に関係する映画音楽をお送りします。

●ハイパー豆知識(関連ページへのリンク集)

インタビューコーナーのトップへ 本家「今月の話題」へ 五島プラネタリウムのトップへ